金融マンから教育事業へ─黒澤社長が語る株式会社タオの「これまで」と「これから」

こんにちは。こ/こと編集部です。

滋賀と京都で、魅力いっぱいの事業をしている企業とそこで働くヒトを応援するレポート企画「シガキョウトのステキ企業とそこのヒト」。

第18弾は、滋賀県草津市に本社を構える株式会社タオの代表取締役社長の黒澤慶昭さんにトップインタビュー!

金融機関からスペインMBA留学を経て、教育事業を承継したという、ユニークなキャリアの持ち主です。

株式会社タオと「天神」について

「天神」は、子どもの理解やペースに合わせて出題内容が変わる総合学習システム。

「できた!」「わかった!」という達成感を積み重ねながら、自ら学ぶ習慣と自己肯定感を育てます。

幼児タブレット版・小学生版・中学生版をラインナップし、教科書準拠の内容で予習・復習から基礎固めまでカバー。

経済産業省「IT経営百選」最優秀企業に認定された、EdTechのパイオニアです。

株式会社タオ

1992年設立。

乳幼児から中学生まで対応した家庭学習デジタル教材「天神」を企画・開発・販売する元祖EdTech企業。

全国のご家庭はもちろん、学習塾やフリースクールなど教育現場への導入も進み、30カ国以上にユーザーを持つまでに成長しています。

【代表取締役社長】黒澤 慶昭

【本社住所】滋賀県草津市大路2丁目9-1 陽だまりビル5階

【HP】https://www.tao-st.co.jp/

教育への想いと、タオとの出会い

黒澤さんのキャリアのスタートは金融機関。

経理や事業計画書の作成、M&Aなどに携わるうち「自分でも経営をやってみたい」という気持ちが芽生え、スペインのビジネススクールへ留学してMBAを取得。

帰国後は教育分野を軸に数千社以上へ声をかけ続けました。

ここと編集部
ここと編集部

もともと教育に興味があってのことだったんですか?

黒澤さん
黒澤さん

元々教育をやりたいという気持ちがあって。

社会人教育から幼児・小中学生向けまで幅広い領域がある中で、自分自身が勉強好きだったこともあり、「教育を通じて社会貢献できたら嬉しいな」という思いがありました。

決め打ちではなく、幅広く見ながらご縁を探していたという感じです。

ここと編集部
ここと編集部

そんななか、株式会社タオと出会ったわけですね。

黒澤さん
黒澤さん

タオの創業者にいきなりメールで事業承継を申し入れたところ、「よくわかんないけど面白そうだから会ってやるよ」とZOOMに応じてくれて、そこからトントン拍子に話が進んだんです。

2021年12月末の最終営業日に承継が完了し、翌年1月4日の仕事始めに初めて社員の前に立ちました。

ここと編集部
ここと編集部

え、社員の皆さんはびっくりされたのでは?(笑)

黒澤さん
黒澤さん

承継の話は社内には内緒にしていたので、1月4日にリーダーを集めて「今日からよろしくお願いします」みたいな(笑)。

かなり変な感じでしたよね。

その後9ヶ月ほど創業者にも残ってもらって伴走していただき、2022年中に完全に引き継ぎました。

「天神」の中身と、これからの展開

こども園での利用風景(株式会社タオ提供)
ここと編集部
ここと編集部

「天神」は、通信教育の教材という認識で合っていますか?

黒澤さん
黒澤さん

ざっくり言うとそうですね。

ただ、個人向けだけでなく法人向け(学習塾・フリースクールなど)にも提供していて、先生側が生徒の進捗を管理できる機能も用意しているのが特徴です。

幼児版は0〜6歳の知育教材、小学生以上は教科書準拠で5〜10分のアニメーションレクチャーからスモールステップでドリルへ進む、まさに総合学習システムですね。

学習塾での利用風景(株式会社タオ提供)
ここと編集部
ここと編集部

幼児から小中学生向けまで幅広いんですね!

黒澤さん
黒澤さん

ユーザーは全国にとどまらず、現在30カ国ほどに広がっています。

海外移住や教育移住をする日本人家庭が増える中、「日本語の継続教育をしたい」というニーズがあって、そこに応えられているのが理由かと思います。

異業種だからこそ、楽しい

ここと編集部
ここと編集部

教育もソフトウェアも経営も、すべて未経験でのスタートですよね。

黒澤さん
黒澤さん

そうなんです、全部素人からのスタートで(笑)。

でも学びが多くて楽しいんですよね。

子どもたちをサポートするビジネスなので、やりがいがめちゃくちゃ大きい。

大変なことはもちろんありますが、楽しいというのが正直なところです。

社内では主体性を重視した採用をしていて、真面目でお互いに助け合う雰囲気が自然に根付いているそう。

同席いただいた広報担当の笹岡さんも、「みんな本当にいい人で、すごく働きやすい。社長の前だからとかじゃなく、本音でそう思っています(笑)」と話してくれました。

黒澤さんは保育士の資格も持っていて、近所の保育園にスポットで入ったことも。

「子どもたちと接する場として充足している部分もある」と笑顔で語っていました。

編集部からひとこと

金融マン→MBA留学→教育事業承継という型破りなキャリアでも、一本通っているのは「教育で社会に貢献したい」という軸。

「天神」への愛情と、子どもたちの学びを支えることへのやりがいが、インタビュー中ずっと伝わってきました。

草津から全国・世界へと届けられる学びの形、これからの展開がとても楽しみです!

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