滋賀県の近江八幡にある「江湖庵(こうこあん)」は、2018年10月にオープンしたカフェ。
築200年の古民家をリノベーションしており、店主の感性の豊かさがそこかしこに活かされています。
ハンコ屋を営む旦那さんと、カラダに優しい食材をふんだんに使ったカフェを営む奥さんの2人が、今回は出迎えてくれました。
江湖庵の基本情報
店名 | 江湖庵 |
住所/アクセス | 滋賀県近江八幡市疑為心町元7 Google map |
電話番号 | 0748-40-0290 |
営業時間 | 13:00~18:00(カフェは11:30~) 12・1・2月は17:00までの営業 |
定休日 | 火・水曜日 |
テイクアウト | 可(テイクアウトお弁当のみ) ※前日までの要予約に限る |
公式サイト | http://koukoan.com/index.html |
親しみを持ってもらうために工夫されたお店
カフェと同時にハンコ屋も営んでいる江湖庵は、観光スポットとして有名な八幡掘のすぐそばにあります。
大通りから一本なかに入った道に位置しているものの、散策を楽しむ観光客や昼過ぎになると通学路として利用する小学生の姿が確認できました。
外装は白と茶色を基調とした色合いで、店内をのぞきやすいように大きめの窓が設けられています。
店主いわく、興味を持ってもらいやすいように工夫しているのだとか。
人生で関わることの少ないハンコを、カフェを利用するお客さまや外を通る人たちに認識してもらいたいという想いが込められています。
築200年の古さを感じさせないオシャレな店内
古民家をリノベーションしたということですが、古臭さは感じられず、とても暖かみのある雰囲気に包まれていました。
一部 天井の梁を残していたり、アンティークショップからの掘り出し物を活かしたりと、そこかしこに工夫が感じられる店内です。
店の奥からは、カフェを営む奥さんの控えめにパタパタと動く音や料理音が、どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。
入り口の横にはハンコを彫る店主の工房もあり、訪れた際は作業をしている職人の姿を見られるかもしれません。
また、静けさのある店内ですが、息苦しさは全くなく、居心地のよさもGOOD。
ひざ掛けや荷物置き用のカゴも用意されているので、女性の方でも利用しやすいでしょう。
一人でも訪れやすい雰囲気なので あまり子連れさん向けではないのかと思いきや、キッズスペースも設けてあるため、子ども連れのお客さまも多いのだとか。
来る人を選ばない、それぞれへの配慮深さが感じられました。
ひそやかな雰囲気の二階席は男性の方に人気
店内の中央にある階段を上ると、ひっそりとたたずむ二階席があります。
暗めの暖色系で統一されており、二人用の席と丸テーブルが置かれているシンプルなつくりなので、隠れ家のようで幼心をくすぐられました。
一階が埋まると通してもらえたり、事前に連絡をしておいたりすると通してもらえるとのこと。
どうしても女性の方が多くなりがちなので、男性の方からひそかに人気を集めているそうです。
“カラダに優しい”にこだわったランチ・カフェメニュー
江湖庵では、地場産のみずみずしい野菜をたっぷりと使用したワンプレートのランチメニューを取り扱っています。
プレートのなかには季節ものや根菜、葉野菜などが入っており、とてもヘルシーに食べられるのが特徴です。
米粉のキッシュやお肉類を使った日替わりのメインを選ぶこともできるので、全体のバランスがよく、食後の物足りなさは感じられません。
今回は、米粉のキッシュ付きプレート+玉ねぎとお揚げの味噌汁(日替わり)をいただきました。
上品でおしゃれなプレートと、どこか懐かしい味のするスープがクセになりそうです。
- 日替わり(お肉類付き)のメインプレート
- 米粉のキッシュ付きプレート
- 日替わり(お肉類付き)のメインプレート+米粉のキッシュ
- 食後のドリンク +220円
- ミニケーキとドリンクセット(日替わり) +550円
日替わりのミニケーキは、米粉を使用したシフォンケーキやチョコケーキ、無添加のアイスクリームなどを提供しているとのこと。
- 自家製 おぜんざい
- 米粉のシフォンケーキ
- 米粉のベイクドチーズケーキ
- 和パフェ
- ミニパフェ
- 手作りプリンアイス(抹茶/バニラ)
江湖庵への行き方と駐車場
近江兄弟社高校の前の大通りを西の方角へ進むと、右手に日牟禮八幡宮の鳥居が見えてきます。
そのあと、すぐ次に曲がれる道(為心町通り)があるので左折をしてください。
江湖庵は曲がって70mほど進むと左手側にあります。
駐車場を利用する場合は、江湖庵をさらに通りすぎて20mほどの砂利でできたパーキングを利用しましょう。
壁の部分に「江湖庵」と書かれている看板の場所に停めるようにしてくださいね。
JR近江八幡駅から行く場合は、徒歩だと約30分。
バスを利用するのであれば、駅から出ている「長命寺行き」に乗り「大杉町八幡山ロープウェー」で下車します。
乗車時間と停車駅からの歩く時間を加味しても、10分ほどで到着できるでしょう。
まとめ
近江八幡にある「江湖庵」は、ハンコ屋である旦那さんと一緒に営むからこそ成り立つカフェです。
お二人のやわからかな空気感は、ほかにはない魅力だと思いました。
店内の雰囲気がよく、料理もこだわりがあって美味しいので、観光に来た際はぜひ訪れてみてくださいね。