長浜市に『HikU gallery』がオープン!日本の伝統技術に着目した新しいモノづくりアウトドアショップ!

『HikU gallery』は2022年6月5日、滋賀県の長浜市にオープンしたアウトドアショップ。

6月3日には内覧会が行われ、ギャラリー兼オフィスショップの詳細と、アウトドアクリエイターチームHikU(ハイク)についてを代表の中村さまを筆頭に熱く語っていただきました。

魅力的ではあるものの、どんどん失われていく日本の伝統工芸に着目した彼らは、漆を使ったモノづくりをベースにさまざまな創作をスタート。

こちらでは、『HikU』が抱く想いと素敵な商品の数々をご紹介します!

『HikU gallery』の基本情報

店名HikU gallery
住所/アクセス滋賀県長浜市北船町3-24
JR長浜駅えきまちテラス1F
Google map
営業時間/定休日不確定(SNSで事前に告知)
駐車場有(駅前東広場駐車場)
公式Instagramhttps://www.instagram.com/hiku_official/
メンバー【SNSマーケター】中村友洋Instagram:https://www.instagram.com/omahadday/?hl=ja
【塗師・箔押師】中川喜裕Instagram:https://www.instagram.com/gnu_jp/
【写真家】ツジタシンヤInstagram:https://www.instagram.com/shinya_tsujita/
【デザイナー】前川有季Instagram:https://www.instagram.com/maegawa_illust/?hl=ja

アウトドアクリエイターチーム『HikU』について

『HikU』のチーム自体は2022年3月に設立。

代表の中村さんをはじめとした4人が長浜に集まり「The story of hiking with you」“1歩1歩ゆっくりと、あなたたちと一緒に高みを目指して挑戦する物語”をモットーに、6月5日にはギャラリー兼オフィスショップをオープンさせました。

主にアウトドアグッズの創作を行い、家族や身近な人を大切にできるモノづくりをしたいと思う彼らの、厳選した商品だけを『HikU gallery』に取りそろえています。

『HikU』の思う“貢献”とは?

代表の中村さんは30代の頃から「貢献とは何か」を考え続けてきました。
18年間続けてきたサラリーマンを辞め、ただひたすらに今という一瞬を全力で進み、出した答えが「人の為に生きる。これこそが幸せの根源であり、人生である」。

チームメンバーである中川さん、ツジタさん、前川さんには「全力で目の前の人を幸せにしろ」と教えているのだそう。

そのこともあってか、『HikU』はクリエイターとして単なるモノづくりに満足せず、関わってくれた全ての人に感謝することを忘れない、チームだからこそできること、チームでしかできないことを常に意識して、長浜という地で町おこしを行っています。

日本の伝統工芸に着目した理由とは?

日本には古くから刃物・織物・焼き物・漆器などさまざまなものが伝えられてきました。

しかし、おしゃれな海外製のものに魅力を感じる人が増え、工芸品の需要が減り、後継者が減り、と貴重な日本の技術や物は危機的状況におちいっています。

そこで、今の現状をくつがえせるような魅力あるモノづくりをはじめたいと『HikU』は立ち上がりました。

塗師・箔押師である中川さんの生み出す商品をはじめとしたさまざまなアイテムを目で見て肌で感じ、「こんな素敵な商品があるんだ」「日本にはこんなにも素晴らしい技術があるんだ」と思ってもらえるようにしたいと考えています。

インターネット上で買い物が完結する時代になりつつありますが、実際に長浜のギャラリーに出向いて見ることで、商品そのものに込められたストーリーを体感してもらえる仕様に。

以下でご紹介する商品も、長浜のお店でのみ予約・購入の申し出を受け付けています。

直接商品を肌で感じてもらうための『HikU gallery』

『HikU gallery』には、今のところ予約が殺到している商品ばかり。

いくつか店頭には並んでいますが、どれも予約という形での注文になるので注意しておきましょう。

『HikU』の商品はオンラインサイトでは売られておらず、あえてここでしか体験できないもの、ここでしか売れないものを取りそろえています。

商品① ストーリー性を重視した「tamate-bako」

石川県にある輪島の職人が作ったお弁当箱に、自身で漆を塗ることができるアウトドア漆キット。漆塗りの貴重な体験を楽しめるアイテムです。

フタの内側にはレーザーでメッセージを書いてもらえるので、世界に1つしかないオリジナルお弁当箱に仕上がるようになっています。

専用のケースには“人と人をつむぐ”と言われている奄美大島の伝統工芸品「大島紬(おおしまつむぎ)」を使用。『HikU』ならではの大胆な伝統工芸品使いに注目です。

漆を塗ってくれる家族の愛情が詰まっているうえに、これからお弁当の中身を作る人の愛情もたっぷり詰められる素敵なお弁当箱キット。

父と母、それぞれが子への愛情を込められる、子どものお弁当時間がより楽しくなる、そんな商品です。

商品② 何度も塗師との試行錯誤が重ねられた「背水の陣」

約1年前からSNSで人気を集めている木製のサーモス保冷カバー。

1807年から続くカネイ中川仏壇店の5代目塗師・箔押師として活躍する中川さんと代表の中村さんが丹精込めて生み出した作品です。

橡(トチ)と呼ばれる木を限界の薄さまで削ぎ、表面に漆を塗ることで独特なツヤ感と美しさを表現しています。

長く愛用することで味が出る経年変化を楽しめるのも魅力の1つです。

商品③ 1からのレザー創作にこだわった「ayano to saki」

代表の中村さんが創作したレザーカバー付きのステンレスボトルカバー。

商品名の「ayano to saki」は中村さんの娘2人の名前にちなんでおり、「父親が作った一生物を残したい」という想いから生まれました。

レザーには経年変化を楽しめるベジタブルタンニンナメシというものを使用。
長く愛用すればするほど自分にしかわからない味が出てくる仕様です。

中村さん自らが姫路の有名なタンナー株式会社山陽に足を運び、1から色や仕上がり、固さなどの細部にまでこだわって作り上げたストーリー性のある商品です。

商品④ オリジナルキャラクター『ハイキングモンキー』グッズ

3日に行われた内覧会や5日のオープニングイベントには、「いきづらい世の中をもっと優しくやわらかく」をモットーに活動するデザイン担当・前川さんが手がけた『ハイキングモンキー』のグッズが並べられました。

Tシャツの販売も『HikU gallery』では行っています。

グラフィックデザインとキャラキターデザインを担当した前川さんならではの、やさしい雰囲気が具現化したようなお猿さんのキャラクター。

子ども向けの塗り絵体験や、30秒で行う即興似顔絵チャレンジも当日は大盛況でした。

超貴重!世界初のシルクスクリーンを使用した漆塗り体験

世界初といわれるシルクスクリーンを使った漆塗り体験が6月3日と5日に行われました。

版画のようになっているシルクスクリーンに漆を垂らし、スキージーと呼ばれる専用のヘラで絵を写す体験です。

漆は通常の場合、ニスのように塗り広げられるものですが、版画のようにすることでTシャツやトートバックなどの布地に絵や文字を写すことができるようになります。

3日の内覧会ではオリジナルキャラクター『ハイキングモンキー』をTシャツに写す体験をさせていただきました。

シルクスクリーンの上部に漆を垂らす必要があるのですが、以外にも粘り気のある漆は扱いづらく、上手く塗らないとムラになってしまうことが判明。

塗師である中川さん指導のもと体験させていただきましたが、何食わぬ顔で漆を塗る彼の姿を見て、日本の伝統技術のハイレベルさに気付かされました。

その後、『HikU gallery』に並べられている数々の商品がより魅力的に見えたのは言うまでもありません。

今後の営業日について

『HikU gallery』は通常、事務所として運営されています。

ギャラリーとしてオープンする日、イベントが行われる日、ツジタさんによる撮影が行われる日などは、全てSNSで告知。
『HikU』の公式Instagramにて事前に紹介されるようになっているので、チェックしておきましょう。

スタッフの常駐も今のところ予定はないため、来店時は事前に問い合わせておくのがおすすめです。

まとめ

滋賀県長浜市にオープンした『HikU gallery』は、日本の伝統工芸品に着目した商品やストーリ性を重視する商品が並べられています。

長浜の地を豊かにしたいと願う『HikU』の活動は、これからも止まることなく、どんどん膨らんでいくでしょう。

ぜひ、公式Instagramや彼らのアカウントをフォローして、最新情報を得られるようにしておいてくださいね!