【一乗寺】天然酵母パンの店 こせちゃ|酵母から手作り!とことん素材にこだわった四季折々の味わいを楽しめるパン屋

京都市左京区一乗寺にある「天然酵母パンの店 こせちゃ」は、自家製の天然酵母と国産小麦を使ったパンのお店です。

素材の風味を活かすため原材料はできるだけシンプルに、添加物は不使用。

ご夫婦で自然な味わいと安全性を大切にしたパン作りをされて26年。

長年にわたり、地域で愛されてきた体にやさしいパンをご紹介します。

天然酵母パンの店 こせちゃの基本情報

店名天然酵母パンの店 こせちゃ
住所・アクセス〒606-8141
京都府京都市左京区一乗寺釈迦堂町33-2
GoogleMaps 
電話番号075-791-5291
営業日日・月・火曜日
営業時間9時~19時
定休日水・木・金・土曜日、 8月、年末年始
事前予約電話またはインスタグラムのDMより可能
(前日までの予約を推奨)
支払い方法現金のみ
駐車・駐輪スペース店舗東側に駐車場(2台分)・駐輪場あり
イートインスペースなし
公式HPhttps://cosecha-kyoto.com/
公式インスタグラムhttps://www.instagram.com/cosecha_aiai/
※取材(2024年1月21日)時点の情報です

原材料から表示まで、選ぶ人・食べる人への思いやりに溢れたお店

宮本武蔵決闘の地として有名な「一乗寺下がり松」から北へ1分ほど歩き、路地を右折すると、「天然酵母パンの店 こせちゃ」の手作りの看板が見えてきます。

店名のこせちゃはスペイン語で「収穫」を意味する言葉。

“四季折々の美味しい野菜や果物、木の実を取り入れて、自然なパン作りをしていこう”という店主の想いが込められています。

シンプルな原材料なのに豊富なラインナップ

入店してまず驚いたのは、パンの種類の多さ。

シンプルな原材料のパンと聞いて、種類も少ないのかな?と勝手にイメージしていましたが、とんでもない。

あんぱんやクリームパンなど定番のおやつパンから、ハンバーグやチーズ、カレーなどのおかずパンまで充実の品揃え。

開店まもない時間に訪問したにもかかわらず、すでに50種類以上ものパンが並べられていました。

原材料が分かりやすい色の異なるネームカード

種類の豊富なパンですが、そのすべてに手書きのネームカードが置かれ、使用している酵母に至るまで、しっかりと原材料が明記されています。

さらに、卵、乳製品、油の使用の有無によって白、ピンク、緑、黄の4色に分けられているので、アレルギーのある人や赤ちゃんのいる人も選びやすい仕様になっています。

3種類の天然酵母と国産小麦の風味豊かなパン

お店では、ドライイーストの代わりに、「自家製ごはん酵母」、「自家製ぐみ酵母」、「ホシノ酵母」という3種類の天然酵母をパンの種類によって使い分けておられます。

さらに、国産小麦の本来の甘みや香りを感じられるように、糖分や油脂類は最低限に抑え、無添加で焼き上げられているので、赤ちゃんでも安心して食べることができます。

小麦のパンなのにごはんの風味!?「自家製ごはん酵母」を使ったパン

お店のパンの中で最もシンプルな原材料で作られているのが「食パン」。

原材料は、米麹とごはんを発酵させた「自家製ごはん酵母」と小麦粉、天日海水塩のみで、砂糖は使用されていません(型には菜種油が塗られています)。

しっかりした歯応えで小麦の味がする一方、ほんのりとごはん酵母の風味もして、なんとも不思議な食パンです。

こちらもごはん酵母が使われた「切り干し大根パン」。

にんじん、椎茸、油揚げと炊かれた切り干し大根がたっぷりと入っています。

パンの具材としては馴染みの薄い切り干し大根ですが、やはり、ごはんの風味がするパンにはとてもよく合います。

店主のイチオシは、「ホシノ酵母」を使った「くるみあんぱん」と「りんごぱん」

大納言小豆で作る自家製つぶあんを使った「くるみあんぱん」。

ぎゅっと詰められたあんにもたっぷりのくるみが入っています。

酵母は、「ホシノ酵母」というお米と国産小麦が原料になった天然酵母が使われており、もっちりとした味わい。

こちらも「ホシノ酵母」を使った「りんごパン」。

半分に割ると、無塩バターでじっくりと炊いたりんごがゴロゴロと転がり出してきました。

トーストするとバターがトロッとして、一層りんごの甘酸っぱい香りが際立ちます。

季節の素材を使った焼き菓子も人気

「こせちゃ」では、「ゆずマフィン」や「りんごとアーモンドのタルト」など、季節の果物や木の実を使った焼き菓子も店頭に並びます。

「ゆずマフィン」には店主の庭で採れた無農薬柚子のジャムが使われています。

初夏には「梅マフィン」も登場するそうです。

こちらは、プレーン、チョコチップ、いちじく、全粒粉から選べるクッキー。

動物の絵が可愛らしいラベルがついて贈り物にもぴったり。

まとめ

国産小麦のパンなのにごはんの風味がする「自家製ごはん酵母」の食パン。

これまでパンを食べていて、酵母の味を強く意識したことはありませんでしたが、今回、酵母でこんなにも風味が変わるのか!とびっくりしました。

小さい天然酵母の大きなパワーを実感できる「天然酵母パンの店 こせちゃ」、ぜひ行ってみてください!