株式会社アーキネット京都1級建築士事務所|京都の会社の社会貢献活動特集Vol.4

こんにちは。

こ/こと編集部です。

こ/ことでは、京都の企業が取り組む社会貢献活動、CSR活動にスポットライトを当てるべく、数々の企業に取材を実施!

社会のために、さまざまな活動をされている地元の会社さんをご紹介してまいります!

今回は、その第4弾!

『株式会社アーキネット京都1級建築士事務所』さんのご紹介です!

株式会社アーキネット京都1級建築士事務所について

株式会社アーキネット京都1級建築士事務所は、1996年創業の京都の建築設計事務所です。

設計事務所でありながら、自社でコワーキングスペースを運営している特色があります。

2012年、まだコワーキングスペースを知る人がほとんどいない中で「oinai karasuma」を企画し、自分たちで運営をスタートさせました。じつは京都で2つ目という、歴史あるコワーキングスペースで、2025年に13周年を迎えます。

オープン以来、たくさんの人々が訪れ、仕事だけでなく交流や情報交換ができる場として親しまれるようになりました。

個性豊かなスタッフ全員が、利用者の皆さんと同じ空間で運営に携わっています。

photo by Daijirou Okada

設計業務では建物の企画・設計・監理を手がけ、リノベーション(改修、改装)、新築どちらも提案できます。

関西だけでなく東京にも実績があり、住宅、マンション・アパート、オフィス、店舗、ホテル、商業施設、医療施設などの色んな建物の他、タワーマンションのデザイン監修、耐震診断・耐震補強も行っています。

企業名株式会社アーキネット京都1級建築士事務所
住所京都市中京区烏丸通蛸薬師南入る手洗水町647
トキワビル 4-A
TEL075-257-1020
公式HPhttps://archinet-kyoto.com

株式会社アーキネット京都1級建築士事務所が取り組む社会貢献活動

自社運営のコワーキングスペース「oinai karasuma」

元々呉服屋さんのビルだった「トキワビル」(京都市中京区)をアーキネット京都がリノベーション。

「oinai karasuma」は、アーキネット京都の事務所と同じ4階で営業しています。

京都・四条烏丸から徒歩5分という便利な場所にありながら、誰でも気軽に立ち寄れる1DAY利用ができます。

仕事や勉強、読書など自分の好きな時間が過ごせる、まさに「コワーキングの穴場」的存在です。

これまでに、主婦の方、学生さん、異業種のフリーランサー、スタートアップ企業、まちづくり団体の方々が利用され、新たなコミュニティや、会員同士でのコラボレーションも生まれています。

コミュニケーションの場だけでなく、イベントや展示スペースなど表現活動にも活用でき、都市のインフラとして機能しています。

月に一度、夕方から始まる「OINAI BAR」は、oinai karasumaの名物イベントです。

スタッフ全員が持ち回りでテーマを考えて企画しています。

ゲームをしたり、異国の食べ物を一緒に味わったり、毎回違った魅力が満載です。

事業を通じた社会貢献

例えば、街の中のカフェやホテルが、どうしたら地域に開けられるか?

ただ建物を建てるだけでなく、人や街、暮らし、未来について、私たちは日々考えながら活動しています。

歴史や空間を守り、これからへと継承する

イノダコーヒ 三条店(京都市中京区/新築)photo by Daijirou Okada

京都、三条通に1970年に開店した旧店舗の老朽化に伴う建て替えプロジェクトです。

歴史ある三条通の風格や、多くの人々に愛された空間を壊さずに旧店舗の特徴を継承し、これからにつなげることを大切にしました。

おなじみの看板やオーバルカウンターは旧店舗から引き継いでいます。

かつての面影を残しつつ、昔からのファンの方々や、新たなユーザーの方にも親しまれることを目指しました。

持続可能な建築の実現と、にぎわいの創出

オプテックスグループにおの浜ビル(大津市におの浜/リノベーション) photo by Daijirou Okada

社屋のリノベーションプロジェクトです。

外装工事のコンセプトは「会社の広告塔となり、街のシンボルとなるビル」。

建物周辺は夜間の暗さが目立っていたことから、ランダムなライン照明によって企業の発展を表現し、近江大橋から続く大通りの人の動きも意識し、人々の目に留まりやすくなるよう意図しました。

オフィスに人がいない夜には、この照明が広告塔となって働いています。

この取り組みのきっかけを教えてください

事務所を始めた頃は、滋賀県の分譲マンションを中心に新築事業を手がけていました。

2007年、初めてのリノベーション事業として、元々呉服屋さんのビルであった「レノバエイシュウ」(京都市中京区)を再生したことがきっかけとなり、2009年よりリノベーション事業を中心として京都での仕事が増えていきました。

これまでに、70棟(京都府内は50棟)におよぶヴィンテージビルを再生しており、建て替えによって失われてしまう景観の保全にも努めています。

そこから設計の幅を広げ、コワーキングスペースやゲストハウスの企画・運営まで手がけるようになりました。

コワーキングスペースの運営は、自社の空き室活用、そしてヴィンテージビルの活性を目的として始まりました。

そして、スタッフ全員でその場所を運営することでコミュニケーション力をアップし、異業種交流によって様々なアイデアを生み出すこと。このアイデアこそが、アーキネット京都の「強み」となっています。

2024年には、これまでの企業活動が他の事業者のモデルとなると認められ、令和6年度『京都市輝く地域企業表彰』にて「地域企業輝き賞」および「特別賞」を受賞しました。

アーキネット京都は、2026年で創業30周年を迎えます。 

これからも地域に根差した事業活動を通して、社会に貢献してまいります。

株式会社アーキネット京都1級建築士事務所の社会貢献活動まとめ

株式会社アーキネット京都1級建築士事務所は、既存建物の価値を見直し、環境負荷の少ないリノベーションを通じて持続可能な社会の実現を目指す建築設計事務所。

設立当初からリノベの可能性に注目し、地域社会に根ざした活動を続けています。

これからの活動にも大注目の企業でした!