株式会社マイファーム|シガキョウトのステキ企業とそこのヒトVOL.8

こんにちは!

こ/こと編集部です!

滋賀と京都で、魅力いっぱいの事業をしている企業とそこで働くヒトを応援するレポート企画「シガキョウトのステキ企業とそこのヒト」。

第8弾は、多くの女性が活躍する、京都府の「株式会社マイファーム」さまと、そこで働く森さん、石崎さんをご紹介します!

お二人には、入社の理由や職場の魅力についてインタビュー!

企業の雰囲気とそこで働くヒトにも注目しました!

※本記事の内容は取材当時(2025年6月)時点のものになります。

株式会社マイファームとは?

体験農園マイファームと、アドバイザーのみなさん(提供:株式会社マイファーム

マイファームは「自産自消」=「自分でつくって自分で食べる」ことのできる社会を目指し、農業を通じた人と自然のつながりを広げる事業を展開しています。

体験農園事業からスタートし、農業を学びたい人向けの農業学校の運営、農産物の販売や流通支援、自治体や法人と連携した取り組みなど、農にまつわる多面的な事業を展開。

体験農園マイファーム(提供:株式会社マイファーム

全国に120カ所以上ある「体験農園マイファーム」では、耕作放棄地や遊休農地をリメイクして貸し農園にすることで、都市住民に「とっておきの野菜づくり」ができる場を提供しています。

株式会社マイファーム

「自産自消」のできる社会を目指して、体験農園や農業学校の運営、農産物の生産、流通販売事業、自治体・法人コンサルティング等に取り組む農業ソーシャルベンチャー企業。

「体験農園マイファーム」は耕作放棄地や遊休農地をリメイクし、全国に120カ所以上展開。

【代表取締役】西辻 一真

【本社住所】京都府京都市下京区東塩小路町607番地 辰巳ビル1階

【HP】https://myfarm.co.jp/

入社のきっかけは、自然との距離を近づけたいという思いから

ここと編集部
ここと編集部

森さん、石崎さん、本日はよろしくお願いします!

まずは、おふたりがマイファームに入社されたきっかけについて教えてください。

森さん
森さん

自然と近い距離で働きたいという気持ちと、京都出身として地元で働きたいという思いがありました。

スウェーデンへの留学中に、ポルトガルの農場で2週間働く機会があり、そこで自然の中で働く心地よさと、食べ物のありがたみを実感したんです。

それ以来、農業っていいなと。

日本の四季や旬を大切にする文化にも改めて惹かれて、マイファームの「人と自然の距離を近づける」というビジョンに共感して入社しました。

ここと編集部
ここと編集部

海外に行ってみて、日本の良さを再発見したんですね!

石崎さんはどういったきっかけがあったんですか?

石崎さん
石崎さん

私は大学卒業後、最初は金融機関に勤めていたんですが、ちょっと心がしんどくなってしまって……。

自然に触れれば元気になれるかもしれないと思って、アメリカの農場にホームステイしました。

そこでいろんな作物が共存する畑を見て、「自然っておもしろい!」と感じて。

人間社会の縮図のようで感動したんです。それが農業に興味を持つきっかけになりました。

ここと編集部
ここと編集部

お二人とも、海外で農業と触れたことで、今のお仕事につながっているんですね!

現在の業務内容は? 大工仕事から編集まで、多様な役割を担う日々

ここと編集部
ここと編集部

普段は、どんな業務を担当されているのでしょうか?

森さん
森さん

私たちは2人とも、関西エリアの『体験農園マイファーム』の管理などを担当しています。

私はその中でも、農園の修繕や備品管理、アドバイザーさんとの調整などが主な業務です。

屋外作業も多くて、小屋を修理したり雨樋を取り付けたり、完全に大工仕事という感じです(笑)。

最初はYouTubeで勉強して、今では工具も使いこなせるようになりました!

石崎さん
石崎さん

私はあべのハルカスの屋上菜園を中心に、イベント企画や法人対応を担当しています。

あとは『つくる通信』という全国の農園利用者向け会報誌の編集も、副編集長として携わらせてもらってます。

取材に行って、写真を撮って、記事も書いて……農業に関わる人たちの思いや表情を伝えるのが楽しいですね。

石崎さんが、初めて副編集長として携わった「つくる通信 2025夏号」

入社前と後で、イメージにギャップは?

ここと編集部
ここと編集部

マイファームに入る前と後で、会社の印象に変化はありましたか?

森さん
森さん

いい意味でのギャップがありました。

入社前に「素直・勤勉・元気」という採用基準に惹かれていたんですが、実際に入ってみると、ほんとうに多様なバックグラウンドの方がいて。

石崎さんのような元金融の方や、学校の先生、ネイチャーガイドの方など、さまざまなキャリアを持った方々が「人と自然の距離を近づけたい」という共通の想いで働いている。

すごく刺激的な環境です。

石崎さん
石崎さん

私もギャップは少なかったですね。

ただ、思っていた以上に事業の幅が広いなと。

リモートワークも柔軟に取り入れられていて、農業ってもっとアナログな世界かと思っていたんですが、デジタルとの融合もあって驚きました。

楽しい!と思える瞬間はどんなとき?

ここと編集部
ここと編集部

マイファームに入る前と後で、会社の印象に変化はありましたか?

森さん
森さん

管理しているマイファームの農園での大工仕事が、意外と楽しいんです(笑)。

例えば、雨樋の設置や小屋の補修など、自分で調べて工夫しながら作業していると、日常では気づかないような「自然と暮らす工夫」に出会えます。

森さんの設置した雨樋(提供:株式会社マイファーム
石崎さん
石崎さん

私はお客さんの顔が見える瞬間が嬉しいですね。

農園に来た方が「ここ楽しい!」って言ってくれたり、私たちがつくっている会報誌を読んで感動してくださったり。

自分が初めて副編集長として携わった「つくる通信」が各地の農園に置かれているのを見ると……やりがいを感じました。

「つくる通信」取材中の石崎さん(提供:株式会社マイファーム

大変だった経験も、成長の糧に

ここと編集部
ここと編集部

楽しく、充実されているなと感じますが、振り返ってみて、「あの時大変だったなー」みたいなことはありましたか?

森さん
森さん

全国にある120以上の農園は、それぞれのアドバイザーさんの個性を大事にしています。

でも、自由にしすぎると品質のばらつきが出てしまう。

そのバランスを取るのがすごく難しかったですね。

農業を教える役割もあれば、サービス業として農園利用者の皆さんに快適に過ごしていただく必要もあるので。

現場の自由と、会社としての方向性を両立させる……日々勉強です。

農機具がきれいに整理整頓されたマイファーム内の小屋(提供:株式会社マイファーム
石崎さん
石崎さん

私は入社してすぐに、上長と一緒に、あべのハルカスの屋上菜園プロジェクトの他社さんからの引き継ぎを担当することになりました。

右も左も分からない状態から始まり、短期間で準備・調整・契約などを進めていくのは本当に大変でした。(笑)

でも、それが自分の力になったなと実感しています。

マイファームが働きやすいと感じる理由とは?

ここと編集部
ここと編集部

マイファームで働く魅力をどんなところに感じていますか?

森さん
森さん

ひとつは「人の魅力」。

半年に一度、全社員が7分間のプレゼンで、自身の半期目標や振り返りを発表する場があるんです。

普段関わらない人の考えを知る機会にもなりますし、終了後には「サンクスカード」というフィードバックが普段接点の少ない同僚から届いたりして、すごく温かい文化があります。

ここと編集部
ここと編集部

全社員にむけてのプレゼンが半年に1回あるんですか!

緊張しません?(笑)

森さん
森さん

もちろん緊張しますよ。(笑)

今はオンラインですが、以前はオフラインで行っていたらしいです!

で、もうひとつは、「やりたい」と手を挙げたことに挑戦させてくれる風土。

たとえば私はホームページの改修プロジェクトにも関わらせてもらいました。

チャンスがどんどん巡ってくる会社です。

ここと編集部
ここと編集部

いろんなことができるんですね!

石崎さんはいかがでしょうか?

石崎さん
石崎さん

農業って、外で野菜を育てるイメージがあるかもしれませんが、私は「農業に関わる人を増やす」という入口部分の業務を担当しています。

自然のようにコントロールできないものと日々向き合っているせいか、社員みんながすごく柔軟で、トラブルがあっても怒るんじゃなくて「どうしようか?」と一緒に考えてくれる。

あと面白い制度で「水やり休暇」っていうのがあるんですよ。

自然に触れたり、人生に水をやるための年10日の休暇。

私はその制度を使って、いろんなイベントに参加したり、農業のお手伝いにも行ったりしています!

株式会社マイファーム|人が自然を育て、自然が人を育てる未来へ

農業という枠を超えて、人と自然をつなぐ仕事に情熱を注ぐおふたり。

マイファームという会社は、ただ畑を耕すだけの場所ではなく、個人の想いやチャレンジが尊重される「土壌」のような職場でした。

大工仕事で汗をかく日も、現場の取材記事を書く日も、自分のペースで「農」に向き合う姿に、これからの働き方のヒントを感じさせられました。

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