株式会社半兵衛麸|シガキョウトのステキ企業とそこのヒトVOL.10

こんにちは!

こ/こと編集部です!

滋賀と京都で、魅力いっぱいの事業をしている企業とそこで働くヒトを応援するレポート企画「シガキョウトのステキ企業とそこのヒト」。

記念すべき第10弾は、多くの女性が活躍する、京都の老舗企業「株式会社半兵衛麸」さまと、そこで働く大久保さんをご紹介します!

大久保さんには、入社の理由や職場の魅力についてインタビュー!

企業の雰囲気とそこで働くヒトにも注目しました!

※本記事の内容は取材当時(2025年6月)時点のものになります。

株式会社半兵衛麸とは?

元禄2年(1682年)創業の半兵衛麸(はんべえふ)は、京都・五条に本店を構える老舗の麸専門店です。

主に「生麸」や「焼麸」といった京料理に欠かせない伝統食材を製造・販売し、料亭や旅館をはじめ、全国の百貨店やスーパーマーケットなどにも販路を広げています。

創業以来受け継がれる製法や味わいを守りながらも、時代のニーズに合わせた商品開発や販路拡大にも積極的。

株式会社半兵衛麸

茶房「半兵衛」やカフェ「ふふふあん」では、生麸やゆばを使った料理やスイーツを楽しむこともできます。

“伝統と革新”を両立し、京の食文化を支える存在として、今なお進化を続けています。

【代表取締役社長】 玉置 剛

【本社住所】京都市東山区問屋町通五条下る上人町433

【HP】https://www.hanbey.co.jp/

京都に惹かれて選んだ、老舗での道

今回は、そんな半兵衛麸で営業職として活躍する入社2年目の若手社員・大久保さんにお話を伺いました!!

ここと編集部
ここと編集部

大久保さん、本日はよろしくお願いします!

まず、半兵衛麸に入社された理由から教えてください!

大久保さん
大久保さん

よろしくお願いします!

私自身は、愛知出身なんですが、大学時代に京都の古本市を訪れてから、すっかり京都の街の雰囲気に惹かれてしまって。

就職活動では「京都で働きたい」という気持ちが強くて、京都の伝統を大事にしている会社を探していたんです。

ここと編集部
ここと編集部

なるほど!

京都が好きで、京都で働きたいとなったんですね!

大久保さん
大久保さん

そうなんです。

そんな中で出会ったのが半兵衛麸。

実は、生麸っていう食材のことをそれまで全然知らなかったんですけど、それが逆にすごく興味を引いて。

「なんで私はこんなに身近な食材を知らなかったんだろう?」って衝撃で、もっと知りたいと思って入社を決めました。

ここと編集部
ここと編集部

知らなかったからこそ、興味を持てたんですね。

大久保さん
大久保さん

はい。

「生麸って何?」から始まったのが、今ではすっかり毎日の仕事になっています。

営業部へ配属|仕事のやりがいを感じる日々

ここと編集部
ここと編集部

入社後、現在の部署に配属されるまでに、どんな研修があったんですか?

大久保さん
大久保さん

最初の2か月間は、会社のすべての部署を回る全体研修でした。

売店、製造、流通センター、催事など、本当に全部体験しましたね。

自分の業務だけじゃなく、会社全体の流れを理解できたのはありがたかったです。

ここと編集部
ここと編集部

その後、営業部に?

大久保さん
大久保さん

はい。今は「小売営業課」という部署で、スーパーや百貨店など、小売店向けに商品提案をしています。

課長と私の2人体制なので、毎日いろいろ相談しながら動いています。

ここと編集部
ここと編集部

今のお仕事で、やりがいを感じるタイミングはありますか?

大久保さん
大久保さん

そうですね。

取引先の小売店で、実際にお客さんが自分たちの商品を手に取っている様子を見ることも多く、そういう時はとてもやりがいを感じます。

部署によっては、普段の仕事の中で直接お客さんの様子を見ることのないメンバーもいるため、購入いただいている様子を目の当たりにすると、モチベーションになりますね。

これは多分、他の社員も同じだと思います!

一人で東京催事へ。プレッシャーも力に変えて

ここと編集部
ここと編集部

これまでで特に大変だった仕事はありますか?

大久保さん
大久保さん

入社1年目で、ひとりで東京の百貨店催事に出張したときですね。

いわゆる「京都展」や「ウィークリースポット」といった催事で、1週間ずっと現場に立って対応するんですが、社員は私だけ。

最初は緊張しましたね。笑

ここと編集部
ここと編集部

それは緊張しそう。笑

トラブルとかあると大変ですね!

大久保さん
大久保さん

そうなんです。

急に什器の調子が悪くなったり、商品が足りなくなったり…。

その場で判断しなきゃいけないので、最初は「私で大丈夫かな?」って思いました。

でも、お客さまから「おいしかったよ」「また買いたい」って言われると、すごく励みになりましたね。

大久保さんイチオシの「お麸のしぐれ煮」
ここと編集部
ここと編集部

店頭で直接感想が聞けるのは、大きいですよね。

大久保さん
大久保さん

はい。

全国いろんなエリアの催事場に行きますが、エリアによって人気の商品が微妙に違うんです。

そういった現場でしかわからないことを基に、今後の商品に関しての話も社内でできるのも嬉しいですね。

「女性だから」の壁がない。任されるからこそ伸びる

ここと編集部
ここと編集部

働く環境として、女性の視点で感じることはありますか?

大久保さん
大久保さん

すごく働きやすいです。

性別や年齢に関係なく任せてもらえるし、「女性だからこれはやらせない」みたいなことが全くないんです。

催事も営業活動も、一人で任せてもらえる。

信頼されてるって思えるのが嬉しいですね。

ここと編集部
ここと編集部

「若いから」とかで、なかなか仕事を任せてもらえないっていうこともよく聞きますもんね。

大久保さん
大久保さん

はい。

配属後すぐは、上司とともに催事場や営業に行っていましたが、少しずつ任せてもらう範囲も広まっていき、それがモチベーションに繋がってますね。

会社のイメージ、入社前と現在のギャップは?

ここと編集部
ここと編集部

入社前と、会社に対するイメージのギャップってありましたか?

大久保さん
大久保さん

正直、もっと「かたい」会社なのかと思ってました。笑

300年以上続く老舗って、なんとなく格式高くて…って。

でも実際は、若い社員も多いですし、みんな本当に温かくて、柔らかい雰囲気。

入社後すぐに馴染めました。

ここと編集部
ここと編集部

最後に、大久保さんにとって「半兵衛麸」はどんな会社ですか?

大久保さん
大久保さん

「伝統を守りながらも、変化を恐れずに前に進む会社」だと思います。

昔ながらの良さを大切にしながら、今の時代に合ったものづくりや提案をしていく。

私もその一員として、もっと力をつけていきたいです!

株式会社半兵衛麸|伝統を守りながら、時代に合わせて変化していく会社

全国を飛び回り、現場でお客さまの声を聞きながら、商品を届けていく。

そんな大久保さんの姿は、伝統と向き合うだけではなく、“今”の食文化を柔らかくつなぐ存在でした。

女性が活躍できる社風と、任される環境が、若手の成長を後押しする――半兵衛麸の未来が、ますます楽しみです!!

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