【円町】バビルサ｜京都では数少ないシンガポールの代表食「バクテー」と「ラクサ」が味わえるお店

シンガポール料理と言えば、有名なのが「海南鶏飯（ハイナンジーファン）」と呼ばれるチキンライス。

ですが、多民族国家のシンガポールでは、「海南鶏飯」以外にもたくさんの種類の料理があるのをご存知でしょうか。

そんなとても興味深いシンガポール料理を気軽に味わえるお店「バビルサ」をご紹介します。

バビルサの基本情報

円町駅から徒歩5分、一人でも気軽に立ち寄れるカウンター席のあるお店

「バビルサ」は、JR円町駅から北へ5分ほど歩いた場所にあります。

小さなお店ですが、黄色い屋根が目立つので遠くからでも見つけることができます。

東京・中目黒にある本格派シンガポール料理店「五星鶏飯（ファイブスターカフェ）」で働かれていた店主が2022年9月にオープンされました。

1階には2人掛けのテーブル席が2卓、2階はカウンター席が6席あります。

営業時間が11時30分～22時と長いため、遅めの昼食や早めの夕食にも利用できます。

本格的ながらも食べやすい！優しい味のシンガポール料理は初心者にもおすすめ

仕事でシンガポールに住んでいた日本人や近くの語学学校に通うアジア系の留学生がよく食べに来るという「バビルサ」の定番メニューは、「海南鶏飯（ハイナンジーファン）」、「骨肉茶（バクテー）」、「加東叻沙（カトンラクサ）」の3品。

中でも、店主のイチオシは、骨付きスペアリブの入った漢方スープ「バクテー」、干しエビとココナッツのスープヌードル「ラクサ」。

どちらもシンガポールでは人気のローカルフードですが、京都で食べられるお店は数少ないそう。

自家製サンバルソースが味の決め手！やさしい甘さがしみわたるスープヌードル「カトンラクサ」

シンガポール料理初心者の私は迷いに迷った末、「カトンラクサ」を注文しました。

エビとココナッツの風味が効いたスープはやさしい甘さで、エスニック料理独特のクセはほとんどありません。

スープには、エビとココナッツ以外にもトマトとカシューナッツ、自家栽培のレモングラスが入っています。

さらに、左の小皿に入った干しエビ、玉ねぎ、トマトで作る自家製サンバルソースを加えると、より濃厚な味わいになります。

とりわけ感動したのが、この米粉で作られた極太ビーフン。

「XXXLサイズ」という、もはやビーフンよりもうどんを感じさせるこの麺がつるっつるで、スープとの相性抜群でした！

「ラクサ」には小麦粉が使用されていないので、グルテンフリーを意識している方にも安心して召し上がっていただけます。

さらに一歩踏み込みたい方は一品料理やドリンクも

中華にインド、マレー料理と種類豊富な一品料理

「バビルサ」では、定番メニューの他、一品料理も充実しています。

肉や魚料理以外にも、「油条ハチミツ」という中国の揚げパンや、大根餅の卵炒め「シンガポールキャロットケーキ」など、メニューにはアジア各国の珍しい料理の名前が。

「キャロットケーキ」のように名前からは想像しにくい料理もあるので、気になるものを見つけたら店主に訊いてみてくださいね！

インドのスーパーフードを使ったハーブティー「モリンガ茶」

食後の一杯にいただいたのは、「奇跡の木」として世界中で注目を浴びているインドのスーパーフード「モリンガ」を使った「モリンガ茶」。

栄養価が非常に高く、なんと300以上もの効能があるそうです。

そんなスペシャルなハーブティーがポットでいただけるなんて嬉しいですね。

店主ご自身が育てたミントやレモングラスを使ったドリンクもあるので、ハーブ好きな方はぜひお試しください。

「円町カレーフェスティバル2024」にも出店予定！

実は、お店のあるJR円町駅周辺は、スパイスカレー専門店が多数集まる「カレーの街」。

そんな円町で、年に1度、開催されているのが「円町カレーフェスティバル」。

「バビルサ」も南インドのカレーをメインとした各種カレーやチキンビリヤニを提供されるそうです。

今年は4月12日〜5月6日に開催予定とのこと。

気になる方は公式HPで詳細をご確認ください。

円町カレーフェスティバル2024HP

まとめ

京都市中京区のJR円町駅近くにある「バビルサ」は、スパイスとハーブが楽しめるシンガポール料理店のお店。

日本では珍しい「バクテー」や「ラクサ」をはじめ、本場の料理を食べやすい味で提供されています。

ランチやディナーはもちろん、インドのハーブティーや台湾茶でゆっくりとお茶もできる「バビルサ」、ぜひ行ってみてくださいね！